JavaScriptとSCSSそれぞれを別ファイルにコンパイルする方法

JavaScriptとSCSSそれぞれを別ファイルにコンパイルする方法

HTML、JavaScriptとSCSSを使ってWebサイト制作を行っている人へ

webpackでjsをバンドルするとき、SCSS(CSS)も一緒に挿入される設定をしてることが多いのではないでしょうか?

私の場合、一緒にせず、JSはJSのみでファイルにバンドル、SCSSはCSSファイルにして別ファイルに書き出して運用することが多いです。

私と同じようにJSファイルとCSSファイルを分けて運用しようと思っているが、どうするの?

と思ってこのページにたどり着いた人は是非下記の内容をご活用ください。

私の備忘録としてブログに残しておきます。

JSの設定→SCSSの設定、の順に進めていきます。

今回はWindows11で解説してます。またnpmコマンドで進めていますので、yarnコマンドご使用の場合は置き換えてください。(2022年7月現在)

目次

Node.jsがインストール済みが前提です

まだの人は先にNode.jsをインストールください
hidemitsu.com/blog/418.html

まずは、制作用のフォルダを作成します

JS環境を作成

VSCodeエディターのターミナルで進めていきます

先ほど作成したフォルダ(js-basic)に移動します

package.jsonを作成

npmのパッケージ情報を記述するpackage.jsonファイルが作成されます

関連パッケージのインストール



webpack:webpack 本体。複数のファイルを一つにバンドルする
webpack-cli:webpack のコマンドラインツール
webpack-dev-server:開発用のwebサーバー

srcフォルダとJSファイル2つ作成

フォルダ作成:js-basic > src

ファイル1作成:js-basic > src > index.js

ファイル2作成:js-basic > src > world.js


ソースコードは下記からコピってください↓

webpack.config.jsを作成する

package.jsonのscriptsで囲まれた部分を修正する

mode development:コードの圧縮行わない、–mode production:コードの圧縮行う

JSの環境設定は完了です

とりあえず、お疲れ様です(^^)

コンパイルを実行します

下記にバンドルされたbuild.jsが作成されていたら、とりあえずは成功です。

フォルダ作成:js-basic > dist

ファイル1作成:js-basic > dist > build.js

つづいてhtmlファイルを作成します

最低限のコードで作成!

ファイル作成:js-basic > dist > index.html

ここではローカルサーバーを立ち上げる

JSの修正が即ページに反映されます。

JSのみの設定はここで完了です

お疲れ様でした。(^^)

SCSS(CSS)環境を作成

ここからが、知りたいところですよね。
進めますね。

srcフォルダ配下にSCSSファイルを作成

フォルダ作成:js-basic > scss

ファイル作成:js-basic > scss > index.scss


↓分かりやすいようにbodyの色を変数を使って赤にするだけのコードです。

Babel関連パッケージのインストール(ES5への変換が必要ない場合はここは不要)

IEが廃止となったためここは不要


SCSSローダーをインストール


CSSを別ファイルとして書き出すプラグインをインストール



「dependencies」セッションに「”mini-css-extract-plugin”: “^X.X.X”,」が追加されます
※Nodeバージョンによって、「X」の値は変更されます

webpack.config.jsをSCSSに対応(下記ですべてを上書き)


「dist/js/bundle.js」、「dist/css/style.css」としたい場合は下記2か所を修正

index.jsをSCSSに対応(下記ですべてを上書き)


index.htmlをCSSに対応(下記ですべてを上書き)



JS+SCSSの環境設定は完了です

お疲れ様でした(^^)

コンパイルを実行します


ローカルサーバーを立ち上げる

JS、SCSSの修正が即ページに反映されます。

これで完了です

お疲れ様でした。(^^)

補足

ファイルを共有する場合、「node_modules」は共有せず、個人で「npm i」コマンドでインストールする↓

まとめ

今回は、webpackでjsとSCSS(CSS)を別ファイルにそれぞれ出力する方法を記載しました。

webpackは、なかなか設定が複雑で、技術もすぐに新しくなるので、検索して、出てきた記事でそのまま設定しても動作しいないということも、まれにあります。

まずは、一つずつ確実に設定をしていきましょう。

今回のファイル一式をGitHubにアップしておきましたので、初期ファイルとしてご活用ください。

https://github.com/hideT-web/webpack_study.git

最後までご覧いただきましてありがとうございました(^^)/


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